仮想夢

現実の仮想化が仮想現実なら、夢の仮想化は仮想夢 (笑。
まぁ「現実も仮想もない、あるのは仮想の度合いだけだ」に尽きるのでしょう。

田中ロミオ
人類は衰退しました 8
ISBN 978-4-09-451393-6
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]

これ以上書くと、ネタバレどころか面白みが半減してしまうので以下略。
というか、出てくる植物が平行植物っぽいと思ってたら、そのものでした。

Leo Lionni, 平行植物, 工作舎, 1980. 1
次は、鼻で歩く生き物が…

玉ねぎはおいしいよね

渡辺カナ (HP, TW)
花と落雷 1
ISBN 978-4-08-846883-9
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]

なんていうかね、この台詞なんですよ。
「玉ねぎはおいしいよね」
ここらへんが好きなんですね、渡辺カナさんの作品。
台詞一つ取り出しても、文脈も説明されないと何にも伝わらないですね。
モノローグの中に差し込まれたシーンの中で主人公がぽっと発した言葉で、
友達も、「え?、何 急に」となります。
会話は特に続くわけではなく、モノローグに戻ります。
特に複雑な展開でもなく、内容は進んで行きます。
だから、構成がどうこうとか表現技法がどうこうではないと思いますが、
何なんでしょうか、私はこの台詞に引っ掛かるんですよね。
こんな会話自体に意味のないやりとりって日常的に結構やってると思います。
例えば、上のような状況があったりするのだろうと。
自分でも自覚なしに何かの考えがぽつりと口から出たりと。
人っていうのは合理的に動いているつもりでも、日常では色んな糸が絡まったり交差したり。
それでも、時には何の意味も脈絡もなく出てくる言葉もあったりする。
そんな当たり前が私は好きなんでしょう、と思う。

17日間と神の御名

山本弘さんの作品を読んでいて久々にハードSF感を味わっています。
で、気になったのが次のタイトル。

山本弘
闇が落ちる前に、もう一度
ISBN 978-4-04-460115-7
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]

なんとなくA.C.Clarkeの短編「九十億の神の御名」を連想して…
表題作の「闇が落ちる前に、もう一度」が近い感じでしょうか?
ジャンル分けすると「案外、あっさりとやってくる宇宙の終焉」もの。
とはいえ、まだ山本弘さんの本格的ハードSFには手を出していないのですが、それはちょっと怖いから。
私の中のSFはA.C.Clarkeが1950年代に書いたものでほぼ終わっています。
実際の物理学も相対性理論と量子力学以降フレームは変わっていないし、
ひも理論とかは机上の域を出ていない…
「神は沈黙せず」を読もうかどうか迷ってます。

表紙を買い

「表紙買い」ではなく表紙「を」買い。

BONES(原作),深山フギン(漫画),大野木寛(シナリオ)
交響詩篇エウレカセブン ニュー・オーダー 1
ISBN 978-4-04-120586-0
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]

表紙買いはたまにするのですが、そうではなくて。
私は小学生の頃から、
「その中の1コマでも気に入ったマンガであれば買う。」でした。
逆に言えば、それだけ好みのものが見つからなかったわけです。
「エウレカセブン」はTV放映時に見ていましたが、
DVDを買った劇場版はストーリーが全く変わっていてビックリでした。
そのまま私の中の評価は保留してます。
とまぁ、ゴタゴタ書いてますが、
このマンガの表紙が良かったよという話。
この表情が何でだろう、好きですねぇ。

謎の行方

芦奈野ひとし
カブのイサキ 6
ISBN 978-4-06-387863-9
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]

完結しましたね。
謎は謎のまま放置されるのかと思ってました。
しかし、私の拙い予想に反して、
シロさんはヒントを出してくれたようです。
ちょっとゆっくり考えてみようと思います。
じっくりと。

電子書籍は相変わらず?

相変わらず日本では(?)普及の兆しをみせない電子書籍ですが。
ちょっと面白い視点があったのでメモ。
自炊が広まったほうが電子書籍は売れるようになるんじゃないかと思った話 @空気を読まない中杜カズサ
なるほど本を置くスペースが無い、と。
特に都会ではそうなのでしょうねぇ。
マンガに限らず書籍一般で、
発行部数(種?)が多くなり書店の回転サイクルが短くなり、
「あとで買う」ということが難しい。
1,2年でAmazonnの中古でも見つからない本も珍しくない。
買う本が増える理由は無くならないわけです。
もうひとつ電子書籍が普及しない理由として思いつくのは寿命です。
私は基本「買った本は捨てない」ので、
50年くらい保てば充分と考えていました。
自分が生きている間に読み返すくらいは保って欲しい。
一般的には、本の寿命が短くなっており、
「数年も保てば充分」という時代なのでしょうね。
しかし、現在の電子書籍は機器縛りの認証なので、
正直1,2年後には読めなくなる(アクセスできなくなる)危機感が大きい。
早いところ汎用な個人認証に紐付けするか、
音楽のようにDRMフリーにしないと本格的に手を出す気になれません。
それらを踏まえて、最近はちょっと考えが変わって、
「雑誌類なら今のシステムの電子書籍でも構わない」かなと思ってます。
これまで雑誌はほとんど買わなかったのですが、
消耗品として割り切ればいいのかも。
いずれにしても、新刊単行本が全て電子書籍になっても、
今のシステムなら私は手をだせない/出さないでしょう。

ミステリなのか?

とはいえ、私は本来ミステリが好きではありません。
ほとんど読んでないといってもいいくらいです。
そんな私が言うのもなんですが、これもまたミステリなのでしょう。
いや、ミステリかな?
ミステリかも…

山本弘
名被害者・一条(仮名)の事件簿
ISBN 978-4-06-182819-3
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]

…に言わせると、私の声は「北海道のファミレスの屋根裏に住んでいそう」なんだそうです。…第二期のオープニングでタンバリン叩くんでしょうか。 p.44
という一条(仮名)さんが主人公です。
一条(仮名)さんは事件を解決しません、
「犯人はおまえだ!」とも言いません。
安楽椅子にも座っていません (普通にソファーで寝そべります)。
殺されかけますが、かといって殺されるわけでもなく、
ひたすら殺人未遂の対象になる特異体質(?)の持ち主です。
そんな巻き込まれ型の殺人事件は、
時に悲しく、時に可笑しく、時に下らない。
そんな日常型(?)ミステリアス(?)コメディ…

人魚ですゆえ

柴村仁
オコノギくんは人魚ですので 1
ISBN 978-4-04-891342-3
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]

相変わらず、「人魚」というワードに反応してしまいます。
ラノベなのでそのまま手にとってレジへ。
普通の高校に、普通に人魚がいる、そんな環境。
ゆっくりと始まって、この巻ではまだ登場人物の紹介です。
さて、これからどんな物語が始まるのか。

人に歴史あり

とはいえ私ではなく星野之宣さん。
昔から描かれていることは知っていましたが、古い作品はあまり読んだことがありません。
ほとんど2001夜物語以降です。
というわけではないですが、手にとって見た一冊。

星野之宣
はるかなる朝
ISBN 978-4-09-184697-6
[ honto / amazon / 国会図書館サーチ ]

この短編集で見つけたのが、次の作品でした。
「遠い呼び声」週刊少年ジャンプ 1978.9.15 増刊号
これが私が最初に読んだ作品です、記憶にある限り。
星野さんにしては珍しくアダムスキー型が登場します。
少年マンガそれも週刊誌はほとんど読んでなかったのですが、
ところどころ記憶があるなぁ。