Nシステムって案外知られていない?

一田 和樹
檻の中の少女
ISBN 978-4-562-04697-3
2011.5
[ bk1 / amazon ]

著者名を見ると時々アナグラムかなぁと思うものがある。
この著者も知人の名前に似ていたのでもしや、
と思ったけど違った(笑
著者がそれ関係の仕事をやってた人で、
サイバー犯罪を題材にしたものかなと思って読み始めたら、
思わぬ方向へ二転三転。
最後のエピローグが怖かった。
でも、色んな意味でこういうお話も
そのうち通じなくなるんだろうなぁと思う。
蛇足:
数年前「Nシステム使ってスピード違反取締」話が出た。
盛り上がったので免許持ってる人なら皆知ってるかと思ったけど、
私の周りでも、案外みんな知らなかった。

さあ、バンドを始めよう

木村 リノ (twitter)
あじさいタウン 1
コミック用のオフィシャルサイト
ISBN 978-4-89637-382-0
2012.1
[ bk1 / amazon ]

男2女1宇宙人1、平均年齢430歳、でも普通。
メンバー集め、
最初にライブハウスでやること、
他のバンドと話する、
普通にけっこう大変だなと思った。

原作:坂井音太 漫画:玉置勉強
ちゃりこちんぷい 1
ISBN 978-4-08-879266-8
2012.1
[ bk1 / amazon ]

ロックなことはサッパリですが、
好きなことを楽しむというのは嬉しい。
独りでもいいけど、何人か集まるともっといいよね。
私が思うロックな人は矢野顕子さんです。
中学男子で矢野顕子聞いてる人はいなかった。
寂しかった。
今も寂しい。

高田 康太郎
ハレルヤオーバードライブ! 6
ISBN 978-4-09-123480-3
2012.2
[ bk1 / amazon ]

一説によると、
バンドを始める最も大きな動機は「モテたい」だという。
その唯一人の対象が音楽をやってるとそうなんだろうな。
音楽を画で描くのも楽しそう。

渡辺 カナ (twitter)
マシカク・ロック
ISBN 978-4-08-846679-8
2011.7
[ bk1 / amazon ]

親が音楽をやっていると子供も自然にやるようになる、
こともある。
祖父がバイオリンやってて、
父親も祖父にならってやってたけど、
私はやったことがありません。
血筋は悪くないはずなのになぁ?

どっとはらい

加藤 実秋、谷原 秋桜子、野村 美月、緑川 聖司
寮の七日間 ー青春ミステリーアンソロジー
ISBN 978-4-591-12722-3
2012.1
[ bk1 / amazon ]

「放課後探偵団」でアンソロジーに味をしめて。
いろんな作家さんの短編を読むのも面白い。
ネタバレではありませんが、
谷原秋桜子「聖母の掌底突き」のラストで、
ドットハイライトが「どっとはらい」に見えてしょうがない。
わざとやってるのかな?
まだ全部読んでない…

入間 人間
時間のおとしもの
ISBN 978-4-04-886347-6
2012.1
[ bk1 / amazon ]

STEINS;GATEとかで消化不良気味なSF者が読むとすっきりする作品。
「タイムリープ」が夏の季語として歳時記に載りました @2006.8.26
を挙げるまでもなく、日本の「時間モノ」は叙情的な作品が多く、
なぜか理論的背景がすっぽり抜け落ちている。
というか、オザナリもいいところのものばかり。
掌編「未来を待った男」はその点が明快だ!
基本バカなんですが (褒め言葉)、
久々に痛快な時間モノでした。
すっきりした!

小山 愛子
ちろり
ISBN 978-4-09-123586-2
2012.2
[ bk1 / amazon ]

思わぬ発見でした。
矢絣のウェイトレスといっても馬車道だけではないという例ですね。
分からない人は気にしないでください。
どちらかというと女性向けかも。
野暮な解説の要らない作品ですね。
書店で見つけたら、迷わず買ってゆっくり眺めて下さい。
これは、そういうお話です。

わたしたちが観光地には行きたくないと言ったので、

わたしたちが観光地には行きたくないと言ったので、ガイドが連れていってくれたのは、観光地には行きたくないという観光客を連れていく場所だった。
そしてそこは、もちろん観光客だらけだった。
Amazonのオススメは履歴から時々変なモノを提示してくれますね。
これまで読んだ「銀河ヒッチハイク」シリーズや、
カワウソ関連との関係から出てきたのでしょうか?

Douglas Adams, Mark Carwardine
これが見納め ー絶滅危惧の生きものたち、最後の光景
ISBN 978-4-622-07616-2
2011.7
[ bk1 / amazon ]

「モンティ・パイソン」を知らない・嫌いな人は読まない方がいいと思います。
まだ読み始めだけど、
絶滅危惧種に関するお話だけど、
可笑しい。
人間ってバカだからこそ愛すべき存在なのかも。

たまには、ちょっと数学寄り

G. Johnson
量子コンピュータとは何か
ISBN 978-4-15-050361-1
2009.12
[ bk1 / amazon ]

量子コンピュータについては、
「公開鍵暗号を比較的簡単に解けるようになる」、
らしいことしか知らないのでちょっと読んでみた。
最近はSFでも当たり前に出てくるけど、
ちょっと違うんじゃないかと思えるものも多かったので。
知りたかったこととしては、
・量子コンピュータが現在のコンピュータを置き換えるわけではない。
チューリング・マシンと量子コンピュータを比較すると一長一短がある。
現在のところ、ごく一部の特殊な問題を解く場合にのみ有効。
・この本が書かれたのは2003年だけど、その後のニュースを追っても、
実用的なモノができるのは速くてもまだ数十年先か?
まぁ未来の技術なので、これからどう展開していくのか楽しみですね。
ちなみに、むすびの章題がA.C.Clarkeの「九〇億の神の御名」(笑
こちらは1985年(高1の春)に読んでました。

清水 義夫
記号論理学
ISBN 4-13-012018-2
1984.11
[ bk1 / amazon ]

大学時代に読んだものの復習。
当時読んだのは竹内外史先生 (石川県出身)の入門書でしたが、
確認のためにひととおり書いてある教科書を。
知りたかったことは大体記憶通りだったけど、
「述語論理」とか言葉の響きが懐かしい。

思うに劉備がいちばんわるい

こんな入り方をする新書です。
いかにも酒見さんらしい。

酒見 賢一
中国雑話 中国的思想
[ bk1 / amazon ]

文芸春秋(別冊?)で「泣き虫弱虫諸葛孔明」の連載が再開されたので、
その準備(?)で読んでみた。
ってもう大分経つけども。
「陋巷に在り」でもそうですが、
酒見さんの本読んでると、一般的な三国志像が揺らぎます。
ていうか色々発見があって楽しいですよ。
・既存の固定観念ってつまらない
・歴史は生(原典)を読むのが楽しい
・酒見さんの書くことを鵜呑みにしてはいけない
早く「…諸葛孔明」3巻でないかなぁ。

聴き屋の放課後活動

市井 豊
聴き屋の芸術学部祭
ISBN 978-4-488-01768-2
2012.1
[ bk1 / amazon ]

アンソロジー「放課後探偵団」で「横槍ワイン」を読んで、
水原佐保さんの作品が載ってたミステリーズ! vol.40で「からくりツィスカ…」から
気になってた作家さん。
待ってた単行本が出ました!
「聴き屋」
って云わば安楽椅子ナントカかと思ったのですが、
読んでると違うことが判ってくる。
解説的に言うと、
勝手に情報の方から集まってくる感じかな。
そこが聴き屋っていうことだろうなぁ。
「放課後探偵団」
どの掌編も面白いのでオススメです。
残る単行本は鵜林伸也さんだけだ。

相沢 沙呼, 市井 豊 他
放課後探偵団 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー
ISBN 978-4-488-40055-2
2010.11
[ bk1 / amazon ]

カワウソ入門

「…デジタルカメラの最新技術はすべて、あますところなくカワウソ撮影のためのものです。」
by 佐藤 淳一

佐藤 淳一 写真・文
カワウソ
ISBN 978-4-487-80436-8
2010.4
[ bk1 / amazon ]

日本でカワウソに出会うには動物園や水族館に行くしかありません。
でも、カワウソはかなりの時間を寝て過ごしているので、
大抵の人はすぐに他の動物を見に行ってしまうようです。
そのせいもあってか、カワウソの面白さ・魅力は見逃されがちだと思います。
そんなアナタに上記の写真集をオススメします。
ただ眺めているだけでも楽しい。
その上、カワウソが見られる動物園・水族館が紹介されており、
見に行くタイミングや写真撮影のコツなど、
まさにカワウソ入門書といえるでしょう。
個人的に撮影について追加するとすれば、
「動画で撮る」のがいいですね。
最近のデジカメは動画撮影できるものが多いと思いますし。
素人としては高いスキルも必要なく結構手軽です。
私がよく行く越前松島水族館での写真も多いです!

分からない日本のカワウソ

Nipponia nipponといえばトキの学名だ。
では、日本のカワウソはと調べてみて驚いた。
大雑把にいうと、種(亜種)として確定していない。
私が持ってる学生版動物図鑑(昭和6年刊)では、
「かはうそ」:Lutra lutra lutra
つまり、ユーラシア カワウソと同種と扱われている。
ネットで見てみると、
ニホン カワウソ@wiki:Lutra lutra nippon
カワウソ@wikiのニホン カワウソ:Lutra lutra whiteleyi
どうなってる?
もう少し調べてみたところザックリいうと、
「ニホン カワウソが絶滅してしまったので、ユーラシア カワウソと独立した種or亜種かどうかよく分からない。」
ということらしい。
トキやコウノトリがそうであったように、
かつては日本中どこにでもいた哺乳類。
けれど、1990年代に絶滅してしまい、
今や日本人からその存在さえ忘れられようとしている。
下の本が面白かった。
自然保護を訴えるのではなく、
カワウソと人との関わり、とその意義を問うている。
ニホン カワウソの過去と未来を、
日本や朝鮮また欧米の事例と比較している。
トキのように「再導入」することや、その意義さえ、
ニホン カワウソでは問題だらけのようだ。
それでも、いつか日本の河川・海岸で、
再びカワウソが見られるようになるといいなぁ。

安藤 元一
ニホンカワウソ 絶滅に学ぶ保全生物学
ISBN 978-4-13-060189-4
2008.11
[ bk1 / amazon ]

ちなみに「ラッコ」はアイヌ語で、元々北海道にも居たそうだ。
英名はカワウソがOtterで、ラッコがSea otter。
どちらもイタチ科。

彼女には機嫌がいいと鼻唄を歌う癖があって、しかもレパートリーは一曲のみ

「…完全無欠の恋愛小説」
と背表紙に書いてあったが、特に気にしていなかった。
鼻をすすり涙を拭きながら読み終えて、
確かに「完全無欠」かもしれない、と思った。
先入観を持たずに、
恋愛小説が好きでない/苦手な人に、
読んでもらいたい一冊でした。
この文章も感想じゃないなぁ。

越谷 オサム (twitter)
陽だまりの彼女
ISBN 978-4-10-135361-6
2011.6
[ bk1 / amazon ]